『平経盛』

壇ノ浦の戦いに敗れた後、平経盛は数人の家来と共に播磨国に逃れてきました。
その場所が兵庫県赤穂郡上郡町の深い山里、小野豆。
彼らはここで隠れ住む事にしました。
※その穴が後に伝えられる「ジャンジャン穴」です。
 穴の奥に向かって声をかけるとジャンジャンと響く事が由来と言われています。






さすがに、こんな山里に住んでいるなんて源氏の兵も思うはずがない。
なかなか見つけられない源氏は、さすがに疲れ果ててきました。





川の近くで源氏の兵たちは休む事にした、その時・・・








川上から茄子と箸が流れてくるのが見えました。












『川上に誰か居る』








経盛らは存在に気付かれてしまいました。
しかし隠れているのは山里の中。
森を抜け、谷を登るも見つけられません。
その時です。
突然響いた、鶏の声。
源氏の兵は、鶏の声がする方へと向かいました。









経盛らは、遂に見つかってしまいました。
自分の命は構わない、家来たちを助けてほしい。
そう言うと、経盛はその場で自害したのです。

その後家来たちは永住することを許され、村を見下ろす尾根の上に経盛の墓を建てました。
村人たちは、茄子や鶏は決して作ったり飼ったりしないと決めたそうです。
そして家来たちが建てた墓を、平家塚と呼び、今でも10月の第1日曜には平家祭りが開催されている。





穴自体は2003年に、地元の人たちが復元したものであり、本来の形は不明であるが、状況からしても、このような場所だった事が推測されます。