赤穂市立民俗資料館

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明治時代に建てられた欧風建築物

かつて製塩業で栄えた赤穂には、二つの塩務局庁舎があった。一つは現存する赤穂塩務局(現民俗資料館)があり、もう一つは、新濱出張所(取り壊された)である。当館建物は、1905(明治38)年の塩専売法施行に伴い、大蔵省赤穂塩務局として1908(明治41)年に竣工された。赤穂在住の棟梁たちが建築に関わり、和の技術を駆使しながら(アール・ヌーボーと呼ばれる)欧風の趣が各所に見られる。百年余の歳月を経てなお、当時の威容を誇っている。1982(昭和58)年12月から、赤穂市立民俗資料館として、生活用具や道具、民具等を展示している。なお、1986年(昭和61年)には、兵庫県重要有形文化財建造物に指定された。

  • 公式サイト
    http://www.ako-minzoku.jp/
  • 住所
    〒678-0239兵庫県赤穂市加里屋805−1
  • アクセス
    JR播州赤穂駅から
    ・徒歩20分
    ・車7分
  • お問い合わせ
    0791-42-1361
  • 定休日
    水曜日(祝日の場合は翌日)
    年末年始(12/28~1/4)
  • 開園時間
    9:00~17:00
【入館料】
・大人:100円
・小/中学生:50円
※団体割引あり

【玄関ホール・1階】
入館してすぐ、吹き抜けのホールがある。2階部分にはギャラリーを廻して手すりが備え付けられている。窓を含めて、多くの曲線を用いた意匠の美しさが目をひく。もう少し広ければ「ここ(玄関ホール)で演奏をしてみたい」という音楽家もいるほど、音響に優れているといわれる。一階は、塩務局当時は事務所として利用されていた。その天井には、メダイヨンとよばれる円形の浮き彫りが2ヵ所に施されている。メダイヨンとは、フランス語で「大型メダル」を意味し、そこから派生して円形状の壁面装飾を表す言葉ともなった。

【2階】
1階左奥にある階段を進むと、柱のない部屋へとたどり着く。この部屋の左右には、向き合った形で壁の上部から水平に突き出した梁が支えている。これはハンマービームと呼ばれ、壁の上端から突き出した片持ち梁を利用している小屋組みである。

【文書庫】
現在は公開されていないが、本館南側に文書庫と呼ばれるレンガ造りの建物がある。かつて全国には50を越える塩務局があり、それぞれが文書庫を併設していた。外壁はオランダ積み(長いレンガと短いレンガを一段ずつ交互に積む「=イギリス積み」の変形)とよばれるレンガづくりになっている。また、内部には、2階へ上る階段に金網でつくられた「ネズミ返し」がつくられている。

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